MCG(マルチファンクション カーディオグラム)とは
MCG(マルチファンクションカーディオグラム)は、受診者様の心電情報を4万人の類似症例とマッチングすることにより、心筋梗塞や狭心症を中心とする心臓の状態を解析する全く新しい解析技術です。
受診者様の心電図のデータは、独自のアルゴリズムにより通常の心電図より細密化され、インターネット経由で米国本社にある約4万人のデータベースと照合され、自動解析されます。世界7カ国での大規模な臨床試験を経て、冠動脈造影検査との比較で90%の感度、85%の特異度が実証されています。
アメリカFDA認可の診断技術であり、独自のCPTコード(保険適応コード)も取得しています。
MCG解析の4つの特徴
自動解析と客観性
MCG解析は、受診者様の心電データをシステムがデータベースと照合し自動解析することから目視による判断が入りません。したがって解析結果に主観によるばらつきがなく、客観的な解析結果がレポートされます。なお、MCGの解析プロセスと解析結果は、臨床試験を通して実証されています。
簡易、迅速
約10分程度通常の心電図と同様に寝ているだけ。結果レポートも解析センターへのデータの送信後すぐに入手できます。 解析は自動で行われるので、24時間、365日実施できます。通常の検査、健康診断に加え、救急の現場や、胸痛を訴える患者様のスクリーニングとして実用的です。
費用効果
MCG解析対応の医療機器は他の侵襲的な機器と比べ、高価ではありません。また、機器は小型のため、特別な設備投資は必要もなく、読影技術の取得も必要ありません。
非侵襲・無負担
MCG検査は、安静時における心電データを取込むだけで行われます。負荷心電図、心臓CTや心筋シンチグラム等にある禁忌やリスクはありません。 MCG検査は、ペースメーカー使用の方、運動負荷禁忌の方、造影剤禁忌の方にも用いることができ、また不整脈や脚ブロックを有する患者様にも解析結果に問題なくご利用頂くことが出来ます。
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