心筋ダメージ解析技術として人間ドック学会で発表されました

2016.08.01

2016年7月29日第57回日本人間ドック学会(於まつもと市)において、MCGに関するランチョンセミナーが開催されました。
今回の演題は「心筋ダメージ『MCG解析』の実力とは?と」題し、心筋細胞のダメージによる影響を解析する技術として、MCGに関する研究発表がありました。

セミナーでは、まず糖尿病専門医である朝日生命成人病研究所の櫛山暁史先生より発表がありました。櫛山先生は糖尿病合併症の神経障害によりMCGスコアが有意に高くなることから、MCGは神経障害による心筋ダメージの変化を検知している可能性がある旨発表されました。

次に、愛知医科大学の循環器内科専門医である安藤博彦先生より発表がありました。安藤先生は、CTアンギオの結果とMCGスコアについて比較したところ、CTアンギオの定量的評価とMCGスコアに相関がみられた旨説明し、無侵襲のMCGは虚血性心疾患の評価に有用である旨発表されました。

なお、座長には昨年と同じく三井記念病院健診センター センター長の石坂 裕子 先生をお招き致し、一杯の会場の多くの皆様に発表を聞いて頂きました。

MCG 人間ドック学会ランチョン

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