人間ドックでMCGの有用性について発表されました

2015年7月31日第56回日本人間ドック学会(於横浜)において、MCGに関するランチョンセミナーが開催されました。
「高齢者にやさしい心臓ドックへの提案」と題して実施されたセミナーは、三井記念病院健診センター センター長石坂 裕子 先生を座長にお招きして開催されました。

セミナーでは、まず中部ろうさい病院循環器内科の篠田典宏先生よりIT技術を活用したMCGの基本的な原理が説明されました。また、篠田先生からは、循環器医師の立場から同病院におけるカテーテル検査とMCGとの精度の相関や、カテーテル治療前後、や数か月後のスコアの変化などに関する事例につき発表がありました。

またその後、人間ドックの立場からセレンクリニック院長の森田祐二先生より、CTA/MRIとの比較によるMCGの精度や有用性についての研究の発表がありました。森田先生からは、「健診・人間ドックにおいては侵襲性の高い検査は積極的に使いづらい一方、 MCGは非侵襲でありながら、高い正診率を示し、健診・人間ドックにおける冠動脈疾患の早期検知に非常に有効であると思う」と述べられ、約200名の満員の会場の皆様にMCGに対する研究とその有用性に関する最新の情報につき聞いて頂きました。

第56回人間ドック学会発表会場

人間ドック学会セミナー

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